アルコール発酵が完了したので、出来上がった醪を、液体部分(日本酒)と固形部分(酒粕)に分けるため、上槽(じょうそう)をしました✨
今回は「槽(ふね)」を使用しました。
濾過した後にギューっと圧力をかけて搾るので、この工程を「搾り(しぼり)」とも言います。
中沢酒造では3種類の搾り方法を使い分けています。
今回は、「槽しぼり」という方法で搾りました🍶✨
専用の袋にもろみを一定量入れ、それをどんどん積み重ねていきます。
槽が結構深いので、入れる時には上半身が逆立ち状態。
何度も、醪を袋に入れては置いて行って・・・のくりかえしで、腰にきます😱
積み重ねていくと、槽の先端からぽたり。。ぽたり。。。
重力によって、自然と雫が落ちてきます。
丹精込めて育ててきた「醪」が、「日本酒」になった瞬間です😂❤️
この槽に醪を入れてから、酒粕を剥がせる状態になるまでには、なんと3日間もかかります!!💦
1日目!
醪を袋に入れて、槽に敷きつめます。
まずは重力のみで、そして少しずつゆっくり圧力をかけていきます。
2日目!!
ある程度搾れたら、一度全ての袋を取り出します。
そして、上下を交換するため詰め替えます。
そしてさらに圧力をかけ、搾ります。
3日目!!!
しぼり終わったら、袋を全部取り出して、酒粕を取って、袋を洗って完了です😊
こちら、搾り機の「槽(ふね)」です!
空っぽの状態。圧力をかけるための板は上にあがっていま
この中に、袋に入れた醪を入れていきます!
板に隙間が空いており、下に液体だけ抜けるようになって
ホースをのばして、槽の上で、醪を専用の袋に入れていき
職人技!!
1つずつ、上半身逆立ち状態になりながら敷き詰めていき
袋の口を下に折り込めば、漏れません!腰に・・・くるー!!
どんどん積んでいきます!
槽でしぼられたお酒は、その下に設置されたタンクに貯め
出てます出てます😊✨
ああー!いい香り。
全部醪を入れて、圧力をかけています。
でもまだまだ油断はできません!
ここから、加水、火入れ、瓶詰め、ラベル貼り…
お客様までの道のりは遠い!